恐ろしい骨の病気|骨肉腫の特徴を事前に知っておこう

骨の病気で最も怖いもの

まず原因を知ることから

病院

普段はあまり考えたことはないと思われますが、私たちの体の中にある骨のこと、その重大な役割というものがあります。こういう話をすれば、大概、多くの人たちが答えるのは、骨は弱い内臓を守るという役割を果たしている、と答えるでしょうが、実はそれだけではありません。私たちの体の中にある骨の働きというものは、まず脳や内臓を守るというものがありますが、その他にも造血という大切な役割もあるのです。もしもこの骨の働きが正常でなくなった場合、私たちの体の中で大変な事態を引き起こすことになってしまいます。その一つの重大な事態が骨肉腫という、いわゆる骨の癌で、この病気にかかるのは未成年の子供が多いというデータもあります。この骨肉腫の怖いところは、初期の症状では筋肉痛に似たような痛みはあるものの、あまり違和感もないので放置されやすいということです。骨肉腫の原因というものは、現在のところ、これだという確かなものは解明されていないのが現状です。ただ、今のところ分かっていることは、発生率がとても低いということと、女性よりも男性に多く見られる病気だということ、そして若い世代に多いということなどです。その治療法としては、外科手術を始め、化学療法や放射線治療などがありますが、基本的に骨肉腫の治療は手術で患部を切除するということになります。そして、切除された骨や筋肉、関節などは、新しく人工の骨や筋肉、関節などが使われるのが一般的です。

若い世代に多い悪性腫瘍

お腹

骨肉腫とは、骨の悪性腫瘍です。特徴として、腫瘍細胞が骨組織を作り、膝関節や肩関節などに発生します。全身の骨に発生する症例もあり、そのままにしておくことで増大してしまうものです。離れた臓器に悪性腫瘍細胞が移ると転移し、腫瘍細胞が肺に腫瘤を作る肺転移なども報告されてます。初期の症状は、筋肉痛のような持続する痛みです。レントゲンなどの画像診断で特徴的な骨膜反応を示し、病理診断で確定していきます。骨肉腫は、患者さんの約70%が20代以下の若い世代というのが特徴です。以前は、原因となる箇所を切断していましたが、最近では抗がん剤でがん細胞を殺すことが出来るようになりました。しかし、進行が早く転移もしやすいので、肺や骨、リンパ節、肝臓も注意して診なくてはなりません。転移する場合は発症から2年以内に起こることが多いので、他の検査や治療も並行するといいでしょう。骨肉腫の原発が四肢の骨で、転移がなかった場合に治療をすると、10年生存率は約60%以上です。骨肉腫の死亡例で多いのが肺転移で、肺に転移すると長期間の咳や血痰、呼吸が苦しいなどの症状が起こります。骨肉腫では、抗がん剤での化学治療を中心に行っていきます。肺転移していれば、抗がん剤の種類を変えて異なる治療を行い、骨肉腫の原発した骨と肺の切除をすれば治る可能性は高いです。転移さえしていなければ、約78%が完全寛解するので、早期の発見と治療が必要になります。

様々な検査のしかた

ドクター

骨肉腫という病気は骨に現れる悪性腫瘍で、少年期に発病することが多いと言われていますが高齢者の中にもたまに発病する人がいます。骨肉腫は膝関節や肩関節といった関節に発生しやすく、放置すると肺などの臓器に転移してしまうことがあるため早めに治療する必要があります。今から40年ほど前までは骨肉腫であることがわかると腫瘍が発生した部位を切断するという治療が行われていましたが、化学療法による治療方法が発達してからは骨肉腫患者の生存率がずいぶん高くなりました。骨肉腫の検査は病院で行ってもらうことができて検査方法には様々なものがあり、いくつかの検査を組み合わせて診断されます。X線レントゲン検査では骨の状態を撮影することで、腫瘍について確認します。同時に胸部もレントゲン検査を行うことで、肺に転移しているかどうかが確認されます。またCT検査でも同様に画像検査によって骨の状態を確認することができます。血液検査でも骨肉腫であるかどうかを判断することができます。骨肉腫になるとある種類の酵素の値が上昇する傾向があり、血液検査によってその値を確認することが可能になります。さらに組織検査は最も確実な方法として採用されています。組織検査とは問題がある部分を少し採取して、がん細胞があるかどうかを確認するという方法です。最初に体への負担が少ない方法で検査を行って、骨肉腫である可能性が高いという場合に最終的な検査として行われます。